2010年5月7日

初めての訪問者 - Welcome to Outapi -


同期がオウタピ(Outapi)に遊びに来ました。


現在ナミビアの学校は学期間のお休み中です。先生隊員の人たちは有意義にお休みを過ごします。私も同期が会いに来るので案内したいとセンター長にお願いしたら、快くお休みを頂きました。

一日ずれ込んでの訪問だったので心配していたのですが、うまくスケジュールを組む事が出来ました。まずは同期を私の勤務先に紹介。連れてくる事は事前に伝えてあったので、みんな友好的に楽しく会話できました。私もとてもうれしい顔をしていたそうです。友達が来るとやっぱり楽しいです。

その後は、オープンマーケット・食堂で軽くランチを済ませて、オウタピ名物バオバブの木へ向います。




















相変わらずのでっかいバオバブに同期も満足気です。入場料一人20ナミビアドル。私は在住のため無料(交渉)。何もないオウタピですが、来た時には是非訪れてください。少し感動します。

初めて来た時には理解できなかったバオバブに纏わるオウタピの歴史について改めてご紹介します。



オウタピはオバンボランドというオバンボ族の町で、そのオバンボ族も細かく分けるとたくさんの部族が存在します。この町周辺には大体7種類くらい。
遠い昔、その中の3つの部族が牛を巡って争いを始めました。オウタピとは現地語で「神聖な町、パワーの集まる町」という意味があり、牛はたくさんいるし、土壌も他の土地より肥えていたようです。
オウタピを独占する1つの部族に嫉妬した他の部族が、牛や土地を欲しがったのです。その町(オウタピ)を象徴するものがこのバオバブの木だったようです。樹齢八千年といわれています。


独立戦争時には軍のベースとして使われたり、女性・子供達の非難場所として使われたり、また植民地時代には捕虜・奴隷の収容場所として使われたりもしたそうです。
それ以前はこの土地最初の郵便局としても実際に使われていて、常に誰かが何かが集まる場所になっていたようです。

独立後は、教会のような感じになっていて、歴史的なモニュメントとして扱われています。















夜は、いつもの宴会でお酒を飲んで楽しく会話しました。みんなそれぞれ大変だけど、弱音を吐かずに頑張っています。私も頑張ろう。

そんなこんなであっという間に時間は過ぎて、さきほど同期を送り出したところです。

数日間楽しい時間をありがとう。すっかりストレスもなくなってしましました。


今度は私が遊びに行きますね。

いつもと違ったオウタピを感じた数日間でした。

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