2011年2月23日

新しい別れに向けて
















ケンゴがオウタピに遊びに来ました。



ケンゴはルーデリッツの旅トレードフェアなど、ナミビアに来てたくさんお世話になったアメリカピースコ所属の侍ボランティアです。
もちろん日本語も英語も堪能で、ナミビアに来てからは現地語もしゃべれるというとても勉強熱心な好青年です。
会った最初から気兼ねなく何でも話せたという、私にとってとても不思議なタイプです。
彼の温かい人柄がそうさせるのかもしれません。


職場でウロウロしていたら、「Hello」と声をかけられ、一瞬「??」となった後に、「ケンゴ!!」という再会です。
サプライズでの訪問に喜びつつも、出かけていたらどうするつもりだったのでしょう。まあ、普通にいたので問題なしです。

軽くセンターを案内して、その後はスタッフに個別指導の予定だったので、パソコン室でのんびりしてもらいます。
彼に英語で説明しているのを聞かれるのは少し緊張します。
なるべくサクサクと切り上げて、早退の許可をもらい、オウタピ名物バオバブツリーへ行きました。


彼はナミビア北部のオシャカティに2年間とナミビア南部ルーデリッツに1年間住んでいたので、オウタピのことも含めて北部のことは私よりもよく知っています。当然バオバブにも来た事があったのでプラプラと世間話でもしながらまったりします。

そんな道すがら、野生のカメレオンを見つけました。
擬態していたので踏みそうになり、思わず悲鳴を上げてしまいました。
初めてみた野生のカメレオンにビクビクしていたら、ケンゴが有無を言わさず掴みます。カメレオンも「ワシャー」と応戦しますが、爬虫類のくせに動きが鈍く、まんまと捕まってしまいました。

一度私の家の中で逃げ出し、大捜索をするというハプニングもありましたが、職場のみんなに見せた後に無事野性に帰っていきました。ちなみに現地語では、「フィンビーフィンビー」です。


バオバブから帰って、親子丼と鳥の味噌煮豆入りを作ります。私が親子丼担当、ケンゴが味噌煮担当、そしてルームメイトのカオル君がビリー担当です。一番大変だったのはビリーで、一部しか再生できずに不完全燃焼のカオル君でした。


そして、乾杯です。

ナミビアに来て3年間の思い出話は尽きる事がありません。
我々青年海外協力隊は基本活動期間は2年間ですので、いろいろな日本人との出会いと別れ、北部での活動の事、急遽南部へ任地を変わることになったこと、そしてそれが結果としてよかったという事。
ナミビアは北部と南部で全く顔が違います。
両方のいい面悪い面をしっかり見届けて、きちんとした区切りをつけて帰れることをすごくいい表情で語ってくれました。


そんな感じで熱く語っていると、普段あまり飲まない彼もお酒がすすみます。
ビールが10本ほどなくなったところで、ダンス合戦が始まりました。3人で狭い部屋で泥酔して汗だくで踊り狂う姿はもはや見れたものではないと思います。


最高に笑って、最高に踊って、最高に楽しくて、最高に素敵な、最高の仲間です。
ナミビア北部で彼と出会い、彼を見送ることが出来ることを誇りに思います。




ナミビアに来て、別れの機会が増えました。


素敵な別れに出会えることに感謝します。












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2 コメント:

Yummy さんのコメント...

見れました~!
ついに こっちでもアメリカモノのサイトの規制が外れました!
これもエジプトのおかげです(ToT)/

さて 22日の北部送別会の写真 見させていただきましたが。。。
みなさん すごい筋肉向きだしですね。
ここでは夏でも半そでも着てないくらい 露出にうるさい国なので すでにちょっと恥ずかしい。。。

楽しそうで 何よりです✯
私も今日はPKO隊員の送別会に参加します!

ダグラス さんのコメント...

>Yummyさん
規制緩和万歳ですね。私も書き甲斐があります。
こちらは真夏の雨季で、気を抜くと倒れそうになるくらい暑いですよ。
ナミビア人はたまに裸で歩いています。ヒンバも裸で歩いています。

送別会が続いて物悲しいのですが、幸せな事だとも思っています。

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