2011年3月31日

数学オリンピック















数学コンテストがありました。


名前は「Omusati Mathematics Olympia(オムサティ数学オリンピック)」。
どうやらオムサティ州の各学校から選抜された頭脳派の数学自慢たちが集い、数学力を競う大会のようです。
久しぶりにセンターに人が溢れかえります。

私が普段接しているナミビア人は、基本的に数学が全く苦手で、二桁の計算を暗算すると、スーパーマンのような扱いを受けます。
エクセルの指導中にも、パソコン云々ではなく数学(算数)の講義のようになってしまいます。

しかしこの大会の子供たちは目の色が違います。
おそらく各学校の看板を背負ったエリート達なのでしょう。いつもはカメラを向ければ群がってくるのですが、今日は見向きもせず数学の問題に真剣に取り組んでいます。
問題を覗き込んでみると、なかなか難しそうです。さすが数学オリンピックといったところでしょうか。

その真剣に問題に取り組む子供の姿が新鮮で、ついしばらく見入ってしまいました。

こんな時にいつも、教師隊員(小学校や中学校などに派遣されているボランティア)を羨ましく思います。
15歳前後の子供たちに囲まれて仕事をするのは、つらい事も多いだろうけど、やりがいも楽しいことも多いだろうと想像します。


ちなみに、私も最初は専門学校の教師をやるのだと思っていました。

要請書には、能力開発目的で訓練生へのマイクロソフトのワード・エクセル、コンピュータの基礎知識の指導、とありました。
ふたを開ければ小中学校をドロップアウトしてきた子供たち(16~25くらい)への職業訓練や自己啓発だったのですが。
まあ何だかんだでそういう、勉強は苦手だけど、という子達ととりとめのない話をしたり、遊んだり、色んな事を指導する事が最近ではすっかり楽しみになってしまいました。


それはさて置き、そんな感じで付き添いの先生達に話を聞きながら、のんびりと数学オリンピックを楽しみました。


一生懸命が伝わってくると、なぜかうれしくなってしまいます。

















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