2011年4月1日

ナミビアで出来る事

東北大地震から3週間経ちました。


日本が危機的状況だというニュースはたくさん入ってきるのですが、このナミビアで出来る事はすごく限られています。
日本が未曾有の大惨事にある中で、自分が何が出来るのかをずっと考えていました。

そんな中、ナミビア国政府から日本へのUS$1,000,000の寄付の話を知りました。

ナミビアは発展途上国といわれている国で、日本大使館もなく(在南アフリカ大使館が兼轄)、在留邦人数は我々ボランティアやJICAスタッフを含めて50名に満たないと思います(2007年10月時点で29名、外務省HPより)。

そんなナミビア国政府が、遠い遠い日本へ義捐金の寄付と公式にお見舞いの書簡を出してくれたことに本当に感激しました。


去年の10月にウサコスの教師隊員の任地を訪れた時に、大統領の演説を聞く機会に恵まれました。

「北部の田舎町から私が大統領になるなんて誰も思っていなかったし、自分ももちろん思っていなかった。どこにどんな機会や出会いがあるか分からないので、夢と目標を持って毎日を生きてほしい。」

小学校の子供たちに向けたメッセージだったのですが、すぐにこのフレーズが頭に浮かびました。

北部の子供たちからメッセージを集め、それを日本に発信しよう、と思い立ちました。

ナミビアの子供たちに、日本の事を知ってもらう事、そして日本の今の状況を知ってもらい、一緒になって祈ってもらう、応援のメッセージをもらう。日本もナミビアも繋がっている、世界は一つだとナミビアの子供たちに伝える。そして日本で頑張っている被災者の皆さんへ応援メッセージを伝える。

子供の頃に経験した異文化の記憶は大人になってからもあたたかい記憶として残ると思っています。
この小さな活動がナミビアでの日本の認知度を上げる事を期待し、また、その子たちが大人になったときに日本とよい交流を持つことが出来ることも期待しています。そして何より、被災者の方へ気持ちが伝わり、少しでも励みになればと思っています。

私の町オウタピ周辺の各国のボランティアに協力を依頼したところ、全員が快く承諾してくれました。
アメリカ人、スイス人、フランス人、そして日本人ボランティアで、それぞれのセカンダリスクールで子供たちに日本のこと、状況を説明し、メッセージをもらいます。

最初に訪れたオウタピのデビットシハマセカンダリスクールで日本の事を説明している時、生徒達の顔がすごく真剣なのを見て感極まってしまいました。みんな真剣に日本の事を考えてくれて、祈ってくれて、一生懸命メッセージを考えてくれました。

作成したメッセージは、JICAナミビア事務所を通じて日本へ送ってもらうことになりそうです。
きっと適切なタイミングと方法で送り届けてくれることと思います。ありがとうございます。



世界が見守ってくれているのを感じます。

WE ARE ONE.  私たちは、ひとつです。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
人気ブログランキングへ m(_ _)m

0 コメント:

コメントを投稿