2011年5月25日

メッセージプロジェクト、スタート - MESSAGE PROJECT START -

メッセージプロジェクトがスタートしました。

メッセージプロジェクトとは、世界中の開発途上国のみなさんから日本の被災地へメッセージをもらい、それを発信していくというプロジェクトです。

そしてプロジェクトの目的は、開発途上国からの応援メッセージを被災地のみなさまにお届けし、元気になっていただくこと、です。

私もナミビアから何かをと思い、このプロジェクトに参加しています。




メッセージプロジェクトのホームページはこちらです。
動画だけでなく、世界各国でのメッセージ写真がアップされています。

MESSAGE PROJECT - 世界から元気を届ける -
http://www.worldmessage.jp/

少し長いですが、メッセージプロジェクトについての説明をホームページから引用します。
是非多くの方に見てほしいと思います。

◆以下引用

この度の東日本大震災により被災されました方々に、心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

この度JICAボランティア有志(青年海外協力隊員、シニア海外ボランティア、日系社会青年ボランティア)により、
東日本大震災に対する開発途上国からの応援メッセージをお届けすることとなりました。

私たちJICAボランティアは、
日本と開発途上国の人々をむすぶ架け橋として世界中で協力活動を行っております。

震災が発生した日、私たちはそれぞれの任国で活動をしていました。
故郷が大変な状況にあることをニュースで聞き、私たちは悲痛な思いで一杯になり、
何かできることは無いか、模索し始めました。

そう考えていたのは私たち日本人だけではありませんでした。

震災のニュースを耳にした任国の方々も、
日本を心配し、励ましたいという想いを持ってくれていました。
私たちはそんな多くの方々から、温かい応援の言葉をいただきました。
この言葉を私たちの心だけに留めるのではなく、
直接、心を痛めている日本の皆さまに届けたいと思い、今回のプロジェクトを始めました。

本プロジェクトの目的は
「開発途上国からの応援メッセージを被災地の皆さまにお届けし、元気になっていただく」
ことです。

もちろんインターネットだけではメッセージは被災地の皆さまには届きません。
新聞・雑誌に記事を掲載していただく、
メッセージを印刷して被災地に赴き掲示させていただく、
ファイルに綴じて配布させていただく等の方法で、
多くの皆さまにメッセージをお届けしようと現在活動を進めております。

メッセージをお届けすることが本当に良いことなのか、
日本に帰り、復興支援ボランティアに参加する方が良いのではないか、
という意見も私たちの間でありました。
しかし、「今私たちがすべきことは何か」と真剣に考え、
日本に帰らずにそれぞれの任国での活動に従事することこそが今一番するべきことだと判断し、
その上で私たちが被災地の皆さまのためにできることを行うことにいたしました。

日本ではあまり名前も知られていない多くの開発途上国が、
日本を心配し、励ましたいという想いを持っています。
彼らの想いが被災地の皆さまに伝わり、少しでも元気になっていただけたら幸いです。

JICAボランティア有志一同

2011年5月5日

安全な国

アフリカのカメルーンで活動していた協力隊員が亡くなったそうです。

日本で帰国を待つご家族やご友人の悲しみは計り知れないものと思います。
ご冥福をお祈りします。


現地での不慮の事故が原因ということですが、組織から我々現役の協力隊員には何一つ知らされる事はありません。

日本でニュースにもなる事もないと聞きました。

昨日私も普通の乗用車に7人乗り合い、一般道を160キロで自分の任地へ帰ってきました。
車の運転が許されない我々に選択の余地はありません。

安全な国に派遣されている、といわれる協力隊ですが、もしこれから途上国へボランティアに行かれる方へ。

安全だとは思わないでください。
信号は守りません。ナイフはすぐ出ます。HIV感染者は5人に1人です。物はよく盗られます。
これは、日常です。


ボランティアを志したすべての人が安全に帰国できる事を切望します。

ご冥福をお祈りします。

2011年5月1日

ゴバビスと線路 - Gobabis -
















ゴバビスに行ってきました。


ゴバビスは首都からタクシーで2時間くらいの白人の町です。
首都ウィントフックを小さくしたような感じのきれいな町です。

ゴバビスで働いているのはコンピュータ技術隊員のMs.K。
マイペースでとっても謙虚な粋な女性です。

そんなKさんにゴバビスの町を案内してもらいました。

普段会うときはアクティブな彼女なのですが、任地ではヒキコモリらしく、新発見たくさんの楽しいゴバビス散策となりました。
メインの通りが一本通っていて、それに沿ってきれいに町が出来ているので、迷う事はまずなさそうです。
あらゆる店があり、おそらく必要なものは何でも手にはいると思います。
ファーストフード店がたくさんあり、我が町オウタピにひとつ分けてほしいです。

貨物用の列車が通っていて、北部在住の私としてはとても新鮮です。
首都を中心として南部方面は貨物列車が走っていて、南部キートマンシュープ方面行きは普通の人も利用できる列車も走っています。北部方面は、ツメブという町まで貨物列車が走っています(たぶん)。
北部の方にも人が使える列車が通ってくれれば移動も楽になるのにといつも思います。


ちなみに、ナミビアで移動をするときは、コンビバスという乗り合いバスを使います。
人がいっぱいになるまで出発しなくて、さらに客の取り合いでバス同士が喧嘩したりするので、ひどい時は6時間とか待ちます。
そして、国土面積は日本の3倍のナミビアをバスで平均120キロ~150キロくらいで移動するので、もちろん移動に1日、南部から北部の場合は2日、下手したら3日かかります。
基本定員をオーバーして人を乗せるので、乗り心地は最悪です。

時間は大体、
●北部
ウィントフック~オジョワロンゴ..3時間
オジョワロンゴ~ツメブ..............2時間
ツメブ~オンダングワ................3時間
オンダングワ~オシャカティ......30分
オシャカティ~オウタピ..............1時間
オウタピ~オプヲ.......................3時間
●南部
ウィントフック~マリエンタル......3時間
マリエンタル~キートマンシュープ2時間
キートマンシュープ~ルーデリッツ3時間

くらいです。
カティマムリロ方面は、忘れてしまいました。

そんなゴバビスを堪能したあとは、夕食をいただきます。
美味しいお酒を飲みながら、美味しいご飯を食べながら、会話を楽しみます。

仕事でもボランティアでも常に一生懸命のKさんの話はとても刺激になります。
ナミビアに来た当初の役所の環境から、現在に至るまでの仕事の話、特に全くの初心者だったカウンターパートにコンピュータの知識を叩き込んだ話は、同じような立場の私としてはすごく参考になります。

そしてこれからの事や、ちょっと概念的なことまで、色々な事を学ばせてもらいました。
すごく前向きな話がたくさん出来、すごくたくさんの気づきをいただきました。
楽しいお酒と素敵な出会いに感謝します。

ナミビアに来て、自分の弱さをたくさん知りました。

弱さに気づける自分であれればと思います。


















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