2011年9月20日

この国の幸せ エリート編

私は今ナミビアというアフリカの下の方の国に住んでいます。


最近よく考えるのは、ナミビア人の、特にエリートといわれる人の幸せって何なのだろうという事です。

もちろん人にもよるのですが、この国の人たちは、基本働きません。私が知っているのは、各省庁に勤めている公務員さんなのですが、大学を出た一部のエリートとなってくると、特に働きません。一部には例外の人もいるのですが、本当に例外で、この国に来て数名そういう頑張る人がいると話を聞いたくらいです。私が出会ったのは、一人だけ。。

自らは全然動かなくて、人をあごで使って物事を成し、「俺はそんなに働いてないのにこんなに稼いでるぞ、すごいだろ」みたいな何というか、不労所得的なものをすごくかっこいいと思っているようです。

自らが動かずに、あれこれ命令されると、私は正直腹が立ってしまいます。
しかし、この国のエリートさんの言う、「一生懸命働いていないのに、汗水たらして働いている人たちより稼いでいる優越感」というのはこの国のトップクラスの幸せなのかも、と思い始めました。

もちろん働かないので、何のスキルも無い人がほとんどです。パソコンの設定なんかも中途半端に去っていきます。モラルが無いので、省庁のえらい人がパソコンのライセンスキーをばら撒いたりもします。お金を払ってないのに使ってるぜ、という優越感も似たようなものなのかもしれません。

マズローの欲求段階説というのを見てて、この途上国といわれる人たちの段階はどこなのだろうと考えてみました(難しいことは分からないので適当に、あしからず)。
①生理的欲求・②安全の欲求は、衣食住的な欲求なので、ナミビアの人たちは満たしているような気がします。
③親和の欲求は、他者と関わりたい、みんなと同じでありたいという集団帰属の欲求ですが、普通の生活をしてるナミビア人(十分に貧乏です)は、比較的この段階の人が多いのではないかと思います。いつも人のことを気にして、同じでありたがります。
そして④自我の欲求。自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬される事を求める認知欲求、まさにナミビアのエリートさんたちはここに入る気がします。
しかし、次の段階である⑤自己実現の欲求、自分の能力や可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたいという欲求。この欲求の段階に達している人はほとんどいないような気がします。いても海外に仕事に出てしまうと聞きました。

という事は、④自我の欲求で、尊敬されたいされたい、そして尊敬されている。お金もある。最高の幸せです。そんな中に中国人的見た目の外国人ボランティアが来て物でも申そうものなら怒り心頭なはず。そしてさらに、私はそんなエリートより貧乏でも人のことを考えて行動している優しいナミビア人を尊敬します。仲良くなります。許せないはずです。だからぶつかるのでしょうか、うーむ。


まあ、適当に考えた事なのでそもそも途上国といわれる国に当てはまるのかとかはよく分かりません。
ちなみに私は帰ってどうしようとか考えているので、②の安全の欲求あたりでしょうか。


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