2013年12月8日

イギリスでの日常とか英語とか

イギリスに来て5ヶ月が経ちました。
少し長々と、徒然なく5ヶ月を振り返ってみます。

あっという間に過ぎているマンチェスター生活を振り返ると、いろいろあったような何もないような。しかしきっと少しだけでも成長していると信じます。たぶん。

●7-8月
この時期は修士コースに向けた英語コースへ通いました。約10週間でしたが、いい友だちも出来、イギリスにも慣れ、英語はたぶん少しだけ上達したと思います。特にアカデミックライティングは全く初めてでしたので、フワフワしながら英文書いていたと思います。初めて出来上がったエッセイは、全くたいした事なくても何となくうれしいものでした。

しゃべる方は、ナミビア時よりも語彙や表現も増えたので、あの頃と比べると的確に表現出来る様にはなったのかなという感じです。英語でケンカせざるをえなかったナミビア時の方がむりくりしゃべってたような気もしますが。でもお酒飲んだら楽しげにしゃべります。

週末はよく旅行に行きました。語学クラスに無料旅行パックがなぜかセットで付いていて、ヨーク、北ウェールズ、ニューキャッスル、レイクディストリクト、ロンドンに行きました。イギリスの伝統的な町並みやお城などを見れるいい機会で、のんびりとした週末でした。

●9-11月
修士のコースが始まりました。引越しもして、心機一転新しいクラスメイトとともにバタバタと勉強しています。この時期から少しずつ忙しくなり始め、文献を読む量が相当増えました。こんなに必死で英文を読む羽目になるとは思っていなかったのですが、これまた初めての経験なのでそれなりに楽しんでいるのかなとも思っています。また、リスニングも少しは伸びているのかなと思い込みます。TOEFLやIELTSがどれだけきれいな英語なのかがよく分かりました。マンチェスターはちなみにイギリス北部なまりが強いです。

11月からは前期の課題の作成も始まりました。書く作業というより、書くために読む作業に圧倒的に時間を取られます。もうこれはひたすら文献読んでスピードを上げるしかないので、ほとんど修行です。その代わりアカデミックではない文章はだいぶサクサク読めるようになりました。そして今まさに課題を書いていますが、全然進まない。まあ、頭が悪いのは今に始まった事ではないので、コツコツを積み重ねます。

そういえば、誕生日を迎えました。クラスメイトや友人に祝ってもらい感謝感謝です。みなさま本当にありがとうございます。


好きな事、楽しい事をやろうと決めて5年が経ちました。1年1年積み重ねて、やろうと決めた事はなんとかクリアしながら今のところ進んでいます。

この1年でもまだまだやる事はありますが、一つひとつこなしていきたいと思います。


2013年10月24日

開発プロジェクトの管理と実施 - Management and Implementation of Development Projects -

大学院のコースが始まっています。

大学名とコース名は、University of Manchester(マンチェスター大学), Management and Implementation of Development Projects(開発プロジェクトの管理と実施)。主に途上国開発に関するプロジェクトの管理と実施を学びます。いろんなコースがあるのですが、うちのコースの売りはマンチェスタービジネススクールとコラボレーションしていて、途上国だけではなく一般のプロジェクトに関しても広範囲に学び、知識を共有できるというところです。人によっては半分くらいをビジネススクールで学びます。

ちなみに私は4分の1くらいです。 現在履修しているコースは下記です(前期)。

・Financing Projects(プロジェクト財務)
・Development Practice International Contexts and World Action(開発実践)
・Managing Projects(プロジェクト管理)
・Public Sector Reform and Management(公共部門改善と管理)
・Organisational Behavior(組織行動論)
・Research Methods and Skills(調査手法と技術) 

Financing Project はプロジェクトの資金調達プロセスや財務管理について、Development Practice は開発全般の基礎的な知識を広範囲に、Managing Projects はインフラのプロジェクト管理に関して、Public Sector Reform は途上国の公共部門や省庁の改革と管理、そしてOrganisational Behavior は組織内での個人の振舞いについて理論的に学びます。Research Methods はまだ始まっていないのですが、おそらく途上国での調査時の手法を学ぶのでしょう。現地調査旅行がカリキュラムにあるのですが、その時に実践するのだろうと思います。
ちなみにManaging Project が上で少し言及したビジネススクールの科目で、イギリス国内の大きなプロジェクトを例に、管理者がどう考え動くべきかを勉強します。

どの科目もそこそこ大変なのですが、私にとっては特に、Managing Projects が鬼門です。もともとインフラに興味がないのも手伝って、なかなかイメージが湧きません。加えて毎週100ページくらい記事やテキストを読んで行くのですが、まあ全く進まない。知らない単語も多く、理解するだけでひと苦労どころか苦行です。全く無知な分野なので、数ヵ月後には、あの時は大変だったけどやってよかった、と思えるようになればいいのですが。


後期には、より実践的でより興味のあるものを選ぼうと思っています。予定では、

・Planning and Managing Development(開発計画と管理)
・Project Management Humanitarian Aid(人道支援プロジェクト管理)
・Risk Analysis(リスク分析)
・Quality Management in Developing Countries(途上国での品質管理)
・Characteristics and Skills of Development Practice(開発実践(特徴とスキル))

上記の中から授業に出てみて面白そうなものを選ぶ予定です。個人的には後期の方が楽しみです。前期はAudit(聴講)にも出て、且つスケジュールの関係上前期に入り込まざるを得なかった科目もあるので、後期は少し授業数は減るかなと思います。

補足ですが、基本的には前後期ともに4つずつの履修(2つ必修2つ選択)です。Audit(聴講)といって、教授に頼んで試験なしで授業を聞かせてもらうという事も出来ます(先生による)。


あまりにもテキストが進まないので気分転換でした。

さて、布団の上で読みながらゴロゴロします。

2013年7月10日

York - 古都ヨーク -














ヨークに行ってきました。

ヨークはイングランド北部にあるノース・ヨークシャー州の都市のひとつで、ヨークの歴史はイングランドの歴史である、と言われるほど歴史深く、イギリス最大のゴシック聖堂ヨーク・ミンスターに見守られた中世の雰囲気を現在に伝える奥ゆかしい街です。

到着してすぐに思ったのは、なんてかっこいい街なんだ、という事でした。街の雰囲気が、私が渡英前に想像していた街そのもので、石畳を歩いていると私もオシャレになったかのような錯覚を覚えてしまいます。この街、いいです。

そんな街中で昼食をとります。まだフィッシュアンドチップスにチャレンジしてなかったので、この古都で初挑戦です。当たり外れが激しいとの噂だったのですが、大当たりです。美味しいお魚とポテトに大満足です。

そしてヨークミンスターへ。イギリス最大のゴシック聖堂というだけあり、圧巻です。毎回思うのですが、海外の名のあるカテドラルはとにかく規模がでかいです。理由はよく分かりませんが、大は小を兼ねるし、とにかくすごいのでそんな疑問は置いておくことにします。

マンチェスター到着日よりもイギリスを感じた一日でした。古い建物や街並みが残る場所はやっぱり素敵です。日本にも京都のような昔ながらの街並みが残っているところがもっとあればいいのにとふと思ってしまいました。


いい意味でのファジーさを毎日感じます。

本当に大切な事をこの国は教えてくれるかもしれません。

















 m(_ _)m

2013年7月1日

The University of Manchester - マンチェスター大学 -














マンチェスターにやってきました。

マンチェスターはイングランドの北西部、グレーター・マンチェスターにある、人口は220万人くらいのイギリス3番目の都市です。今日では商業・高等教育・メディア・芸術・大衆文化などの北部の中心地であり、経済的にはバーミンガムを追い抜き、イギリス第二の都市といえばマンチェスターというとか言わないとか(Wiki調べ)。

成田からアブダビ、そしてマンチェスターへ来たのですが、やっぱり遠いです。成田で5時間、アブダビで7時間の待ち時間があったので、計30時間を超える長旅でした。クタクタの状態でマンチェスターへ乗り込みます。

空港での最初の印象は、意外と小さいな、という感じでした。しかし、いざ街に出てみるとやはりイギリス。古きよき街並みがきれいに続きます。タバコとかポイ捨てとか、モラル的なものに対してすごく厳しいと聞いていたのですが、福岡よりも普通に灰皿も置いてあり、結構ゴミも落ちています。想像よりだいぶリラックスした雰囲気です。


早速マンチェスター大学周辺と街の中心を散策してみました。街の中心は、鉄道のピカデリー駅の周りらしいです。その辺になってくると、みんなもうすごくオシャレです。チェックのズボンがあんなに似合う人と街を初めて見ました。そして大学は、とにかく広いです。たくさんの大学の棟や施設がひたすら続き、もはやひとつの町と化していて、無料バスなんかも通っているみたいです。

ちなみにマンチェスター大学は、イギリス・マンチェスターにある国立大学で、イングランドで最初の都市大学の一つです。たくさんのノーベル賞受賞者も輩出していて、世界初のコンピューターもこの大学から生まれたそうです。ラッセルグループというのに参加していて、研究評価は非常に高いらしいです(Wiki調べ)。

私が通うのはその中の Institute for Development policy and Management(IDPM)。開発学の、主にプロジェクト管理に特化した学科で学ぶ事になります。開発学の研究評価はイギリス国内でも2位にランクされているらしいので、どんな事が学べるのかとても楽しみです。果たしてついていけるのでしょうか。。

そんな感じで街の様子や文化や大学の事はまたおいおい更新していこうと思います。マンチェスターの事が大好きになって帰国出来ればいいなとのんびり考えています。


くもりがちなはずの街で晴れ間がのぞいています。

初日からなんとなく得した気分です。


















 m(_ _)m

2013年6月9日

NEXT STEP

結婚式に参加しました。

久しぶりの結婚式は仲良しのY君です。和装が凛として相変わらず男前で、そしてお嫁さんはクレオパトラのような絶世の美女です。絵に描いたような素敵なカップルで、見ている私もドキドキしてしまいました。本当におめでとうございます。
Y君の最後の挨拶は圧巻で、300人を超える参列者の前で堂々とした素晴らしい挨拶を披露してくれました。やはり彼はかっこいい、かっこいいです。

そういえば、ご祝儀を渡すのを忘れて二次会でハラハラしました。ご祝儀はきちんと渡すべきだと思いました。

福岡に帰ってきて立て続けにお祝いの席に出席し、同級生たちの成長をとても楽しく感じる事ができました。みんなそれぞれが一生懸命で、しっかりとした家庭を築き、そして目標に向かって精一杯努力しています。少しだけモチベーションの下がっていた私でしたが、みんなのいきいきとした表情を見て、がんばらんばいかんと気分を一新したところです。昔の仲間と再会できる機会を今後も大切にしようと思います。


この数ヶ月は、久しぶりに福岡でゆっくりと出来る素敵な時間でした。両親と久しぶりに過ごし、友だちと飲み明かし、自分のことをじっくりと考えることが出来ました。やりたい事だけをやろうと決めて、もうすぐ5年。それまで居心地のよかった場所を離れ、さびしがりの癖に一人で過ごす時間を多く持つよう努力し、人見知りの癖に知らない人に会う機会を作ろうと奔走しました。それでもやっぱり足りなくて、毎回後悔し、でもたまに素晴らしい出会いに恵まれました。

出来るときに出来る範囲で出来る事をやって、そしてまた新しい事に挑戦してみようと思います。小さな小さな積み重ねとチャレンジを繰り返して、そしてそれを応援してくれる人を大切にしていきたいと思います。

現在のお仕事を今月で終え、次の一歩のために海外で勉強してみます。この3年半で自分に足りないと感じた事をひとつでも多く吸収し、新しい土地での小さな発見を大事にして、今後の自分の人生に繋げていければと強く願います。


次の一歩が少しだけ見えるようになりました。

二歩目が見えるようにいつも準備出来ればと思います。