2015年3月22日

Hashemite Kingdom of Jordan - ヨルダンハシュミット王国 -


















ヨルダンに来て一ヶ月ほど経ちました。

ヨルダンハシュミット王国は、中東・西アジアにある立憲君主国家です。首都はアンマンで、イスラエル、パレスチナ、サウジアラビア、イラク、シリアと隣接しています(wiki調べ)。首都のアンマンは、市内が丘に囲まれている不思議なつくりで、移動の時には丘を上ったり下ったりとなかなか大変です。しかし、丘の上からの眺めは独特で、地層の流線型と家屋やビルが意外なほどマッチしていて、とても美しいです。


少し前の報道で危険なイメージもあるかと思いますが、潜在的なテロの可能性を除けば、治安は概ね安定しており、途上国と呼ばれる国の中では比較的安全な方ではないかと思います。しかし、問題やテロが起こる度に注意喚起があり、隣国に問題があるのも事実ですので、危険な場所には近づかないなどの然るべき安全対策は行った方がいいのかなとも思います(でも、過剰に神経質になる必要はないと感じます)。


言語はアラビア語で、宗教はほとんどがイスラム教です。意外と英語は通じないので、旅行のときはアラビア語旅行ブックとか持ってきた方が便利かもしれません。死海やぺトラ遺跡など、観光資源には恵まれており、旅行はなかなか楽しめると思います。

物価は結構高いです。最初、安いものと思って買い物していたらあっという間にお金が減りました。通貨はJOD(Jordanian Dinar)で、1JOD = 170円くらいです。ポンド感覚で考えると楽です。アルコールも手に入るのですが、とにかく高いです。ビール一缶500円くらいします。




毎日決まった時間に流れてくるアザーン(お祈りを知らせるコール)がアラビアンな雰囲気を感じさせてくれます。初めての中東の時間の流れはやっぱり独特で、アラビアンな音楽が一層空気を不思議なものにしてくれます。



そして、現在は人道支援団体で財務のお仕事をしています。シリア、イラク、イエメンからの患者さんを対象とした外科手術とリハビリのプロジェクトです。緊急のプロジェクトではなく、手術後のリハビリで、みんな少しずつ回復していくのでまだよいのですが、それでも患者さんの容態を見ると、紛争の悲惨さを感じずにはいられません。一刻も早く世界がよい方向に進んでくれる事を期待します。


そんな感じで中東の風に吹かれながらお仕事しています。

アラビアンナイトの世界を存分に楽しもうと思います。