少しだけ慣れてきて、少しだけ冷静に状況を見ることが出来るようになって来ました。
改めて、私の要請はPCインストラクター。
センター内パソコンの修理・メンテナンス、スタッフへの技術指導、生徒への授業、インストラクターへの授業補佐などなど。
■センター内パソコンのメンテナンスは、時折チェックしていればそう大きなトラブルにはなりません。センター内のコンピュータは現在サクサク快適です。
■修理は、忙しい時はずっとやってますが、ないときは全くないので、これは状況によります。
■スタッフへの技術指導は、基本職務優先なのでみんなの合う時間にあわせて入れ込みます。
■生徒への授業は、ナミビア人インストラクターが出来ない授業を担当します。ひと通り見せたので、次はやってもらってサポートに回ろうかと思っています。
■授業補佐は、演習時の指導、トラブルが起きた時にやってます。長期主張時などには授業を担当します。
そしてここは青年センター(Youth Center)。
学校(secandary schoool)とも違い、職業訓練校(vocational training center)とも違います。
赴任時に所長に言われた、PCを問わずいろんな活動をして下さい、の意味がやっと分かってきました。
PCインストラクターをやりながらも、青少年活動に近い内容だと言われました。15~30くらいの職のない青年達の話を聞いたり、HIVについて議論したり、ミシンを教えてもらったり、ホールでダンスを踊ったり、日本のことを教えたり、ナミビアのことを学んだり。
高いスキルを身に付けるというよりも、若者達の自己啓発の意味合いがとても強く、実際そういう場だと思います。
他の隊員の話も参考にすると、やはり要請以外の仕事も柔軟にこなしています。
その姿勢が足りなくて、PCに固執してしまったかなと少し反省しています。
若者達と笑顔で対話する事。青年センターで最も大事な笑顔が、悩みながらでは出来ません。
高い失業率のこの国は、自殺率が相当高いそうです。
若者が学んで遊んで、ここから笑顔を発信する、そんなお手伝いが出来ればと思います。