2010年7月28日

Dance to another tune


少しだけ慣れてきて、少しだけ冷静に状況を見ることが出来るようになって来ました。

改めて、私の要請はPCインストラクター。
センター内パソコンの修理・メンテナンス、スタッフへの技術指導、生徒への授業、インストラクターへの授業補佐などなど。

■センター内パソコンのメンテナンスは、時折チェックしていればそう大きなトラブルにはなりません。センター内のコンピュータは現在サクサク快適です。

■修理は、忙しい時はずっとやってますが、ないときは全くないので、これは状況によります。

■スタッフへの技術指導は、基本職務優先なのでみんなの合う時間にあわせて入れ込みます。

■生徒への授業は、ナミビア人インストラクターが出来ない授業を担当します。ひと通り見せたので、次はやってもらってサポートに回ろうかと思っています。

■授業補佐は、演習時の指導、トラブルが起きた時にやってます。長期主張時などには授業を担当します。


そしてここは青年センター(Youth Center)。
学校(secandary schoool)とも違い、職業訓練校(vocational training center)とも違います。

赴任時に所長に言われた、PCを問わずいろんな活動をして下さい、の意味がやっと分かってきました。
PCインストラクターをやりながらも、青少年活動に近い内容だと言われました。15~30くらいの職のない青年達の話を聞いたり、HIVについて議論したり、ミシンを教えてもらったり、ホールでダンスを踊ったり、日本のことを教えたり、ナミビアのことを学んだり。
高いスキルを身に付けるというよりも、若者達の自己啓発の意味合いがとても強く、実際そういう場だと思います。

他の隊員の話も参考にすると、やはり要請以外の仕事も柔軟にこなしています。
その姿勢が足りなくて、PCに固執してしまったかなと少し反省しています。
若者達と笑顔で対話する事。青年センターで最も大事な笑顔が、悩みながらでは出来ません。


高い失業率のこの国は、自殺率が相当高いそうです。

若者が学んで遊んで、ここから笑顔を発信する、そんなお手伝いが出来ればと思います。





















人気ブログランキングへ m(_ _)m

2010年7月26日

北部歓迎会インオハングウェナ













北部新隊員さんの歓迎会のためオハングウェナに行ってきました。


オハングウェナはアンゴラ国境付近にある小さな町です。埃っぽいのが特徴です。
小さな町特有の近所付き合いが残っていて、すれ違う人ほとんどみんなと挨拶を交わします。

ポノフィセカンダリスクールでチャリティイベントが行われていて、歓迎会の前によさこい他3曲のダンス披露です。
この学校の先生をしているMさんは生徒達に大人気で、踊っている最中にも歓声が鳴り止みません。
私も2度目のダンスで少し慣れたので、楽しみながら踊る事ができました。


そしてそのまま新隊員さんの歓迎会前夜祭スタートです。
相変わらず楽しく酔っ払って熱く語ってしまいました。
細かい所まで伝える事のできる日本語での会話はやはり楽しいです。
外国語でもこのくらい話せるともっと楽しめるのだろうと想像するとモチベーションが上がります。

そして次の日はカレーの露天販売です。
美味しいカレーを堪能しつつも、ナミビア人にカレーは不慣れらしく、売れ行きはいまいちです。
カレーを間に挟んで子供達と話したり、肉食べたり、散歩したりと、まったりとした土曜日を過ごしました。

そして夜は中華料理屋で歓迎会です。
絶品中華を堪能しつつ、久しぶりに中国語を使ってみました。
簡単な表現もすっかり忘れていたのですが、毎日使っていた言葉だけは覚えていて、「結帳」はスパッと通じました。
日本に帰ったら中国語も勉強し直しです。

そして帰ってからも、続歓迎会です。
オハングウェナの先生隊員がアメリカ人と同居していて、アメリカ人もたくさん集まっていました。
日本、アメリカ、ナミビア各国国歌を歌って、日本・アメリカの歌を熱唱して、踊って、飲んで、笑って、すごく楽しい一日を過ごしました。

ふと半年前を思い出します。

色んな不安と希望があって、たくさんの事が知りたくて、そして毎日が新しくて、空がすごくきれいで。
少し慣れてきた今、初心を思い出させてくれた新隊員さんとこの機会に感謝します。


居心地が良くなってきて、平坦な毎日に少しつかりすぎたかもしれません。

どこにいても常に向上心と変化を求めて自分を高めていけたらと思います。


人気ブログランキングへ m(_ _)m

2010年7月13日

自分の場所

最近どうも調子がノりません。

仕事やめて約10ヶ月、現場から離れ、ある意味では責任から開放されて脳が油断しているような気がします。
質の違う悩みはたくさんありますが、ピリピリとした緊張感が失われている気がします。

仕事をやめた後、たくさんの人に出会いました。
自分が出会う人、友達になる人、嫌いになる人、色々いますが、それぞれの出会いには意味があると思うようにしています。

以前、自分と同レベル、同じくらいの徳を持った人と出会う、と何かの本で読みました。
私が、こいつすごいなと思うときは、自分が成長している時で、こいつ駄目だなと思うときは自分が下っている時なのだろうと思います。

ナミビアに来てからの出会いはすごくバラエティに富んでいます。
底抜けに優しくて、心が綺麗な人や、若くしてこの地にチャレンジしている気概のある人、なぜか意地悪で非難する人や、みんなを温かい目で見守る人。
こいつすごいと思うときはホッとして、駄目だと思うときには自分も一緒に疑います。

そして最近少しネガティブに人を見てしまっていた気がします。もちろん自分は落ちていくし、調子もノるはずがありません。
言い訳して責任転嫁、くだらない嘘、私が一番嫌いな事をやってる気がします。

反省して自分を見つめ直そうと思います。

冷静に自分を見る必要がありそうです。


人気ブログランキングへ m(_ _)m

2010年7月11日

My single life

一人暮らしもあと十日をきりました。


今週ルームメイトと対面を果たし、すごくホッとしています。
これから1年半大変だと思いますがよろしくお願いします。
2日間町を案内したり、お酒を飲みながら熱く語ったりと、楽しく過ごしました。


そして北部の隊員が遊びに来てくれました。
シングルのうちに来れるラストチャンスだと、予定を早めて遊びに来てくれました。ありがとう。
バオバブを見に行ったり、オープンマーケットで肉食べたり、大量にビールを飲んだり、ウクレレとギターで歌ったりと、楽しい夜を過ごす事が出来ました。
2週間前に食材を買ってから買い物に出ていなかったので、逆に私がご馳走になってしまいました。申し訳ないです。今度私が遊びに行くときは食材を持っていきますね。



そして今、お昼にもらった「課長島耕作」をパソコンで読んでいます。
島耕作の今後に期待してしまいます。

本を読んだり、音楽を聴いたり、歌ったり踊ったり、最近ゆるりとした週末を過ごしています。

そろそろ旅にでも出ようかとも思うのですが、まったりの誘惑についつい負けてしまいます。



人気ブログランキングへ

2010年7月5日

大掃除














今日は大掃除の日です。

ナミビアに来て半年、節目として、また来週お目見えするルームメイトに気持ちよく生活をスタートしてもらいたいという願いを込めて。

最初は主に水周りをと思っていたのですが、綺麗になっていくうちに気合が入ってしまい、終いには床を水拭き空拭きまでやってました。
もちろん私の部屋も綺麗に仕上がりました。気持ちが良い。

シャワー、トイレも随分と見違えました。毎週の雑な掃除で逆に汚れて見えていたのが、そこで生活できるかのような美しさです。
掃除をしながら仕事を思い出しました。

「整理整頓、清掃清潔」

どの職業に就いても基本だと思ってます。

綺麗になった部屋でビールでも飲んでこれからのんびりします。

幸せな昼下がりです。

2010年7月3日

幸せの価値観

何か今日は一日楽しくて、そのまま週末に突入です。

いつものようにピーターとビールを飲みながら他愛もない話をしていました。

「20年前のオウタピはどうだったんだ?」
「何もなかったよ。銀行もスーパーも何もなくて、昔ながらの物売りが居ただけだ。」

「10年前から働き出して、すごく変わったよ。昔は銀行に50N$を引き出すために80N$払って町に行く必要があった。泣きそうだったよ(笑)。」

ナミビアは最近特にすごい勢いで発展しています。5年後10年後は全く違ったナミビアになると感じます。
きっとチャンスが来るから、たくさん勉強してお金を貯めておけ、と言った後に、彼が日本のように働いてお金を得て、すごく便利で合理的な暮らしをしているのを想像しました。全然今より楽しくない。

少なくとも1年前、今より全然お金があって、頑張って働いていた自分は、すごく有意義で、すごく無意味で、お金を払って高いレストランにいる自分と、その辺で買った変な豆をむさぼる自分は、どう考えてもどっちも幸せで、私は日本人だからどっちも楽しいけど、こっちの人は本当に幸せになるのかと、ふと考えてしまいました。

我々の幸せの価値観で計る自分がいて、本当に飢える人もこの国にはいて、でも自分の国にはお金があって列車に飛び込む人がいて、この国にはお金がなくても笑って生活できる人がたくさんいて、きっと幸せの形は数え切れないほどたくさんあるはず。

ブータンが本当に世界一幸せな国なのか、私はそうは思ってませんでした。
今は、そうかもしれないと本気で思ってます。

物質的な豊かさと、精神的な豊かさと、貧困のリアルと無駄のリアル。
とてもじゃないけど、同じはかりでは量れません。


私の幸せと、この国の人たちの幸せはイコールではない、という大事な事を考え直して今後の活動をやっていこうと思いました。

傲慢な自分を、傲慢な日本を、反省します。


人気ブログランキングへ m(_ _)m