2016年3月28日

マラウイとこの1年














現在マラウイでお仕事しています。


マラウイは、アフリカ大陸南東部にある小さな国で、タンザニア、ザンビア、モザンビークと国境を接しています。首都はリロングウェ、経済の中心はブランタイア、そしてマラウイ湖という美しい湖をもつ素敵な国です。非常に貧しい国ですが、Warm Heart of Africa と呼ばれているらしく、とても人が優しいです。

今のお仕事は、コレラワクチンプロジェクトの管理です。マラウイの湖周辺の3つの州と複数の島の80,000人の住人を対象にコレラワクチンを提供するというもので、1月に流行の兆候が出てからすぐに、緊急案件として赴任しました。国際スタッフ10人程度で、20人の国内スタッフと400人の現地スタッフを臨時雇用してトレーニングを行い、200箇所以上の地域で80,000人を対象にワクチン提供を2週間後に行う、という計画案で、最初に計画を聞いた時は、冗談を言っているのだと本気で思ってしまいました。

文字通り休みもなく、でも大成功でプロジェクトも終わりを迎えそうです。とても疲れて、でも充実した数ヶ月だったと思います。しかし、自炊の完全に出来ない初めての環境で、こんなに日本食が恋しくなった事は今までにないです。食事の大切さを思い知らされたマラウイ生活になりました。















久しくブログを更新していなかったので、マラウイの前も少しだけ。

マラウイの前はナイジェリアでお仕事していました。北部ジガワ州ジャフンという町で、保健省管轄の国営病院の運営管理です。マタニティのプロジェクトで、少し詳しく言うとFistula患者へVVFという専門的な手術を提供するというものです。


北部ナイジェリアはテロリストの拠点があるというのもあり、治安はあまりよくなかったです。ブログやSNSも治安上制限されていて、また、外出や移動も自由には出来ない環境でした。


でも、マラウイにはないエアコンが部屋にあったので、睡眠の質はとても高かったと、今思います。というか、今暑くてすぐ起きます。

















そんな感じで、もうすぐ日本に帰国します。ラーメンとか焼肉を食べるのがこんなに楽しみな帰国は初めてです。帰国時の空腹を促すために、今日トレーニングを始めました。今、食事がすべてに優先します。白ご飯と納豆を食べたら涙が止まらないかもしれません。


全然関係ないですが、援助ビジネスが常態化したこの国(マラウイ)の歪な形に少々悲しくなっています。車のラジオ放送でも、国連や赤十字、大手NGOの戦略放送。目標は経済開発。発展を謳いながら、援助団体の助成金や日当で稼ぐ職員。依存体質の成れの果てが、開発援助はおろか人道支援にまで集る官僚という形で現れてしまっているのが、この国の悲しい現実なのかなと思います。緑もたくさんで人も優しい、とても可能性のある国だと心から思います。














久しぶりのブログに心躍って、徒然と書いてしまいました。この1年本当にいろいろな事がありました。びっくりするような素敵な事もあったし、笑えない悲しい事もありました。でも、楽しい事もつらい事も含めて、結局とても充実した1年だった気がします。


考える時間が出来たことに感謝します。

考えて行動出来る環境に感謝します。


 


 

2015年3月22日

Hashemite Kingdom of Jordan - ヨルダンハシュミット王国 -


















ヨルダンに来て一ヶ月ほど経ちました。

ヨルダンハシュミット王国は、中東・西アジアにある立憲君主国家です。首都はアンマンで、イスラエル、パレスチナ、サウジアラビア、イラク、シリアと隣接しています(wiki調べ)。首都のアンマンは、市内が丘に囲まれている不思議なつくりで、移動の時には丘を上ったり下ったりとなかなか大変です。しかし、丘の上からの眺めは独特で、地層の流線型と家屋やビルが意外なほどマッチしていて、とても美しいです。


少し前の報道で危険なイメージもあるかと思いますが、潜在的なテロの可能性を除けば、治安は概ね安定しており、途上国と呼ばれる国の中では比較的安全な方ではないかと思います。しかし、問題やテロが起こる度に注意喚起があり、隣国に問題があるのも事実ですので、危険な場所には近づかないなどの然るべき安全対策は行った方がいいのかなとも思います(でも、過剰に神経質になる必要はないと感じます)。


言語はアラビア語で、宗教はほとんどがイスラム教です。意外と英語は通じないので、旅行のときはアラビア語旅行ブックとか持ってきた方が便利かもしれません。死海やぺトラ遺跡など、観光資源には恵まれており、旅行はなかなか楽しめると思います。

物価は結構高いです。最初、安いものと思って買い物していたらあっという間にお金が減りました。通貨はJOD(Jordanian Dinar)で、1JOD = 170円くらいです。ポンド感覚で考えると楽です。アルコールも手に入るのですが、とにかく高いです。ビール一缶500円くらいします。




毎日決まった時間に流れてくるアザーン(お祈りを知らせるコール)がアラビアンな雰囲気を感じさせてくれます。初めての中東の時間の流れはやっぱり独特で、アラビアンな音楽が一層空気を不思議なものにしてくれます。



そして、現在は人道支援団体で財務のお仕事をしています。シリア、イラク、イエメンからの患者さんを対象とした外科手術とリハビリのプロジェクトです。緊急のプロジェクトではなく、手術後のリハビリで、みんな少しずつ回復していくのでまだよいのですが、それでも患者さんの容態を見ると、紛争の悲惨さを感じずにはいられません。一刻も早く世界がよい方向に進んでくれる事を期待します。


そんな感じで中東の風に吹かれながらお仕事しています。

アラビアンナイトの世界を存分に楽しもうと思います。