後期日程が終了しました。
私の通ってるコースは開発学部の開発プロジェクト管理のコースで、後期履修した科目は、
・Planning and Managing Development Projects
・Reconstruction and Development
・Characteristics and Skills of Development Practice
・Research Method and Skills in Development Context (通年)
です。追加で聴講で
・Poverty and Poverty Reduction in Context
・Politics and Development
をとりました。Politicsは後半あまり出てないのですが。
後期を通して、非常に実践的な知識や技術を学ぶ事が出来たかなと感じます。特にPlanning and Managing Development Projects は非常にハードで、3ヶ月間ずっとグループで集まってました。日本人の感覚と全く異なるミーティングの進め方がとても興味深く、雑かな、話飛んでるんじゃないかな、とか思う反面、考えられないようなクリエイティブな意見が飛び出したりしてすごく勉強になりました。イノベーションが欧米から生まれやすいのも、小さなグループワークではありますが少し納得できた気がします。
また、Characteristics and Skills も非常に面白い授業でした。危機的状況下におけるグループや組織の文脈を理解して、その場での最善の解決策を図る方法論やフレームワークは、私の中で非常に納得がいき、今後の実生活でも活用していけそうだなと妙に感心してしまいました。
実際にお仕事の現場で使える実践的なこと、をテーマに大学院もコースも選んだのですが、この二つの授業は今後もとても使えそうな気がします。
キプロスへの現場視察旅行にも行きました。EUのキプロスに行って何をするんだと懐疑的な気持ちで向かった初日だったのですが、真ん中から国が真っ二つに分かれ、政治的にも民族的にも複雑なキプロスという国でプロジェクトを行うという事の難しさを目の当たりに出来た気がします。
トルコとギリシャの政治的なぶつかり合いの中で、しかも経済危機にもさらされ、そして美しい自然環境を維持しながら開発プロジェクトを行っていく。お金も人も物も技術も足りない中で国内外のNGO、国連、政府機関それぞれが智恵を捻り出して活動を行っている事に感動し、自分の無知を改めて思い知らされました。
後期の約4ヶ月間、非常にたくさんの事を学ぶ事が出来ました。講義や勉強だけじゃなく、グループワークや勉強会などの集まり、多国籍な交流の難しさを実感し、そしてこのマンチェスターという狭いコミュニティでの自分の振舞いも考えさせられた気がします。
結論は、楽しくて満足できて、そして自分にとってそれがかっこよければいいのかな、という単純なものです。知識も技術も考え方も行動も、貢献も犠牲もわがままも、結局自分が飲み込んで発信する自己満足のひとつに過ぎないのかなと単純に思います。それが自分以外の誰かや何かのために少しでも作用してくれれば、それが自分にとっても幸せなのかもしれないです。
少し休憩したので、またひとつずつ積み重ねようと思います。
今日のマンチェスターはポカポカ暖かいです。