現在マラウイでお仕事しています。
マラウイは、アフリカ大陸南東部にある小さな国で、タンザニア、ザンビア、モザンビークと国境を接しています。首都はリロングウェ、経済の中心はブランタイア、そしてマラウイ湖という美しい湖をもつ素敵な国です。非常に貧しい国ですが、Warm Heart of Africa と呼ばれているらしく、とても人が優しいです。
今のお仕事は、コレラワクチンプロジェクトの管理です。マラウイの湖周辺の3つの州と複数の島の80,
文字通り休みもなく、でも大成功でプロジェクトも終わりを迎えそうです。とても疲れて、でも充実した数ヶ月だったと思います。しかし、自炊の完全に出来ない初めての環境で、こんなに日本食が恋しくなった事は今までにないです。食事の大切さを思い知らされたマラウイ生活になりました。
久しくブログを更新していなかったので、マラウイの前も少しだけ。
マラウイの前はナイジェリアでお仕事していました。北部ジガワ州ジャフンという町で、保健省管轄の国営病院の運営管理です。マタニティのプロジェクトで、少し詳しく言うとFistula患者へVVFという専門的な手術を提供するというものです。
北部ナイジェリアはテロリストの拠点があるというのもあり、治安はあまりよくなかったです。ブログやSNSも治安上制限されていて、また、外出や移動も自由には出来ない環境でした。
でも、マラウイにはないエアコンが部屋にあったので、睡眠の質はとても高かったと、今思います。というか、今暑くてすぐ起きます。
そんな感じで、もうすぐ日本に帰国します。ラーメンとか焼肉を食べるのがこんなに楽しみな帰国は初めてです。帰国時の空腹を促すために、今日トレーニングを始めました。今、食事がすべてに優先します。白ご飯と納豆を食べたら涙が止まらないかもしれません。
全然関係ないですが、援助ビジネスが常態化したこの国(マラウイ)の歪な形に少々悲しくなっています。車のラジオ放送でも、国連や赤十字、大手NGOの戦略放送。目標は経済開発。発展を謳いながら、援助団体の助成金や日当で稼ぐ職員。依存体質の成れの果てが、開発援助はおろか人道支援にまで集る官僚という形で現れてしまっているのが、この国の悲しい現実なのかなと思います。緑もたくさんで人も優しい、とても可能性のある国だと心から思います。
久しぶりのブログに心躍って、徒然と書いてしまいました。この1年本当にいろいろな事がありました。びっくりするような素敵な事もあったし、笑えない悲しい事もありました。でも、楽しい事もつらい事も含めて、結局とても充実した1年だった気がします。
考える時間が出来たことに感謝します。
考えて行動出来る環境に感謝します。