2010年7月3日

幸せの価値観

何か今日は一日楽しくて、そのまま週末に突入です。

いつものようにピーターとビールを飲みながら他愛もない話をしていました。

「20年前のオウタピはどうだったんだ?」
「何もなかったよ。銀行もスーパーも何もなくて、昔ながらの物売りが居ただけだ。」

「10年前から働き出して、すごく変わったよ。昔は銀行に50N$を引き出すために80N$払って町に行く必要があった。泣きそうだったよ(笑)。」

ナミビアは最近特にすごい勢いで発展しています。5年後10年後は全く違ったナミビアになると感じます。
きっとチャンスが来るから、たくさん勉強してお金を貯めておけ、と言った後に、彼が日本のように働いてお金を得て、すごく便利で合理的な暮らしをしているのを想像しました。全然今より楽しくない。

少なくとも1年前、今より全然お金があって、頑張って働いていた自分は、すごく有意義で、すごく無意味で、お金を払って高いレストランにいる自分と、その辺で買った変な豆をむさぼる自分は、どう考えてもどっちも幸せで、私は日本人だからどっちも楽しいけど、こっちの人は本当に幸せになるのかと、ふと考えてしまいました。

我々の幸せの価値観で計る自分がいて、本当に飢える人もこの国にはいて、でも自分の国にはお金があって列車に飛び込む人がいて、この国にはお金がなくても笑って生活できる人がたくさんいて、きっと幸せの形は数え切れないほどたくさんあるはず。

ブータンが本当に世界一幸せな国なのか、私はそうは思ってませんでした。
今は、そうかもしれないと本気で思ってます。

物質的な豊かさと、精神的な豊かさと、貧困のリアルと無駄のリアル。
とてもじゃないけど、同じはかりでは量れません。


私の幸せと、この国の人たちの幸せはイコールではない、という大事な事を考え直して今後の活動をやっていこうと思いました。

傲慢な自分を、傲慢な日本を、反省します。


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2 コメント:

G さんのコメント...

http://www.youtube.com/watch?v=q9c8M3nbi3w&feature=related
なかやまきんに君を見ると幸せになります。

ダグラス さんのコメント...

>Gさん
きんに君に癒されました。
きんに君を目指していたあの頃を思い出します。
今日は加圧をします。

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