2010年10月20日
大きな岩山と夕方の町 - Spitzkoppe and Usakos -
スピッツコッペ(Spitzkoppe)へ行きました。
スピッツコッペとはナミビアのウサコス(Usakos)という町の近くにあるでっかい岩山です。
大きな一枚岩がそのまま山になっている感じですごくスケールが大きく、またブッシュマンが書いたといわれる壁画が多く残っているちょっとした遺跡です。
ちなみにブッシュマンとは、サン族の昔の呼び名で(今は差別用語とされている)カラハリ砂漠の周辺に住んでいる狩猟採集民族です。20年ほど前にブッシュマンという映画が流行った事で少し日本人にも知られています。
そんなスピッツコッペをとりあえず登ってみます。
登りやすそうなポイントから攻めてみたのですが、一つ一つの岩が巨大でなかなかルートが掴めません。
あれこれと試行錯誤しながらゆっくりと登ります。
サボテンの罠にかかったり、まきびし的な物を乗り越えたりしながらてっぺん近くのでっかい岩の上でバナナを食べました。
その後はチェーンをつたって登るポイントを見に行ってみたり、ただ歩いてみたりとのんびり楽しみます。
とにかく大きいのですが、もう私は完全に麻痺しているので登ったり駆け下りたりしてもあんまり怖くありません。
そしてその次の日はウサコスでのイベントを堪能しました。
小学校の表彰式のようなものがあっていて、それに大統領が出席するということで(ナミビア初で結構すごい事)私もお手伝いします。カメラ係として一番前の席に座れたので、大統領を目の前で見ることが出来ました。まあ、珍しい経験です。
その小学校の教諭として頑張っているシンヤ君、数日間お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
私の見学した任地の中で、一番協力隊っぽい任地だったような気がします。色んな民族に囲まれて大変そうで、でも楽しそうで、見ていてすごく励みになりました。
このウサコスは元々炭鉱の町で、100年ほど昔は列車も頻繁に行き来してすごく栄えていたそうです。今は電車も一日1~2本で、のんびりとした感じです。駅もすっかり寂れていました。
そしてその線路から眺める夕日はとてもきれいで、寂れた今の方がなんか幸せなんじゃないかとふと思ったりしてしまいます。
とても夕方の似合う町でした。
時間がゆっくり流れる場所だと思います。
m(_ _)m
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 コメント:
コメントを投稿