いつもは夜出歩かないのですが、今日はビールを買いに夜道を歩きます。
空の低い所に出ている月が、とてもきれいです。
アフリカはみんな夜はさっさと寝てしまうので、光がほとんどありません。
こんなにたくさんあったのかと思うくらい空一杯に星が輝いていて、小道を曲がるとでっかい月が出てきました。
三脚とかなんとか持ってきてないので、夜空はきれいに撮れませんが、22歳のとき西表島で見た夜空に匹敵する美しさです。南十字星を見ることが出来るのも、南半球の魅力の一つかもしれません。
そんな感じで筋トレに行ってきました。
今ではすっかり周りのアフリカ人にもとけこんで、みんな挨拶してくれます。
軽いランニングと、入念なストレッチをこなした後、いつものようにベンチプレスに向います。
このジムのベンチプレスマシンの最重量は105kg。私の使用している重量は現在97kg。この、100kgの壁は私の一つの節目です。
思えば長かった道のりです。
24歳の時に始めた筋トレで、最初の目標はベンチプレス80kg。初めてベンチプレスを上げたときは、30kgの重さに耐えられず、青白い顔でジムを後にした記憶があります。学生時代にマージャンとかお酒とかタバコとかばっかりですっかり怠けていた自分がかっこわるくて、とても情けなかったです。
25~26歳。タバコを止め、真剣に筋トレに打ち込んだ日々。勤務先の上司に筋トレを侮られ憤慨した事もありました。確定申告で1ヶ月半休みがなかった時も、回数で追い込もうと必死に腕立てしてました。
この時ミクシーの「筋肉、そして未来へ」というコミュを立ち上げて遊んでいたら、意外とたくさんの筋肉仲間とコミュニケーションをとる事が出来ました。皆さん、ありがとうございます。
27歳で中国に渡った時も、すぐにジムに入会し、大外の仲間達と共に競い合いました。全然懸垂が出来なくて、広背筋に情熱を燃やした記憶があります。
オールアウトして、そのままプールへダイブ。数100メートルを泳いだ後に食べる火鍋はもはや神の領域です。付き合ってくれた仲間達へ、ありがとうございます。
28歳はビリーズブートキャンプが流行った時期です。流行り物に手を出し、初心を忘れた典型的なパターンです。キャンプアウトをはしたのですが、もちろん継続はしませんでした。ベンチプレスは60~70kg。伸び悩み。
29歳は、ジムに行く時間が取れなくなり、ジムを退会しました。仕事の関係上仕方なし、いや言い訳か。仕事を理由にして筋トレを全くやらない時期がありました。筋トレをやらないと、病みます。久しぶりに腕立てをしただけで次の日筋肉痛になったのを覚えています。貧弱に戻ってしまいます。
30歳。海外に行く準備を本格的に始めていました。ディップスというトレーニングが相当気に入って、毎日やってました。購入していた懸垂台がこの時は大活躍しました。本格復帰です。加圧ウェア「KAATS」を購入したのもこの年です。
31歳、現在。久しぶりのマシンの使用です。原点に戻り30kgからスタートしました。トントンと進み、鬼門の70kg。まさに原点に戻り、フォームの見直しから始めました。すると、あっというまの90kg。私、5年間もベンチプレスのフォームを間違っていたみたいです。筋トレ好きを自称しながら恥ずかしい限りです。
そして今日は、97kgを7回。83kgを10回×2セット。加えてダンベルフライを限界まで。
長い長い文章になってしまいましたが、大胸筋にかけるべきロマンはあらゆる事を凌駕します。
何で筋トレするの、とよく聞かれます。
答えは心にしまっておこうと思います。
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