2011年4月18日

ナミビアの物価のお話














ナミビアの物価、意外と高いです。

青年海外協力隊は、国内生活費として、その国の物価に応じた金額が支給されます。
国によってピンキリなのですが(US$200~700くらい)、ナミビアはUS$600。日本円にして50,000円くらいです(現在1ドル83円)。
他国に支給されている生活費と比べて高い方です。物価の水準は南アフリカと同じくらいだと思います。

ちなみに聞いた話では、アメリカピースコボランティアより結構多くて、スイスのインターチームボランティアより結構少なくて、フランスのボランティア(団体名忘れました、政府系)と同じくらいです。
生活費に関しては賛否両論あると思いますが、田舎隊員の私としては妥当な金額です。
普通に生活して、普通のご飯を食べて、用事があるときに首都や町に上がるための費用としては、妥当だと思います。

アメリカのボランティアなどは、少なすぎて移動などもなかなか大変らしいです。
ヒッチハイクで移動、あとは、普通の生活をしようと思ったら、貯金を使う。これが基本のようです。
我々はヒッチハイクも基本的に禁止、運転も禁止、などと制約事項が他国ボランティアより圧倒的に多いので、こんなもんかなと思ってます。

そういえば、首都で安いホステルに泊まった隊員が強盗に遭い、高いとこに泊まるようにお達しが来てました。
現在ナミビアは、青年海外協力隊が派遣されている国の中で、犯罪遭遇率ナンバーワンらしいです。
ナミビアは安全だからと油断していたツケが一気にきているのかなと思います。
安全な国にだけ派遣されるという情報に惑わされないでほしいと思います。
その人が安全だっただけ、です。私の周りに強盗や暴行にあって帰国した人も数名います。
現在、チュニジア、エジプト、シリアも治安悪化のため緊急避難一時帰国となっているようです。

そして首都での話。

首都の隊員になると、生活費はおそらく足りないのではと思います。
治安上移動はタクシーを使うように言われてますし、乗り合いタクシーで1年と少し前に強盗に立て続けにあったので、無線タクシーを使うように言われています。
一人で乗ると、片道500円くらい。往復1000円。食費も田舎の2~3倍はかかってくると思います。

それに加えて最近の円安で、US$での支給額自体は変わってないのですが、両替後のナミビアドルの金額は激減。
2年前くらいと比べると半分近くまで落ちています。

物価なのですが、他のアフリカの国と比べると高いみたいです。
コカコーラ350ml一本100円くらいで、ピーマン5個で80円くらい、牛乳1パック200円くらい、玉子半ダース120円くらいです(オウタピ調べ)。
肉は安いですが、硬いです。高い肉は私の町には売っていません。
電化製品とかパソコンとかは日本より高いです。
ナミビアは人口200万人の小さな国で、製品とかほとんど輸入なので高いのかなと思ってます。

他のアフリカの国の感覚で観光とかすると、あっという間にお金がなくなると思うので、ナミビアに遊びに来た時はお金の管理には気を付けて下さい。
ナミビアドルや南アフリカランドで払っていると気がつかないのですが、日本と同程度、下手したら日本よりお金がかかる場合もあります。



雨季も終わりに近づき、雨量も減ってきました。

青い空が大好きです。















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