2011年9月27日

ピーター成長中

今日はピーターと図書館パソコンのメンテナンスです。


OSをリナックスに変えてからシステムのトラブルが激増中で、現在3台のパソコンが止まっています。
ユースセンターの図書館は管轄が違って、スイス人ベンジャミンがいろんな事をやっています。
現在はクライアントコンピュータのOSがLINUXのedubuntuで、サーバはWindowsです。MicrosoftのWord、Excelなどの練習がしたい時のみネットワーク経由でWindowsにアクセスできるようになっています。もちろんソフトの練習以外何の権限もありません。

いろいろやるのが面倒なので、ベンジャミンが設定した当初のOSイメージをもらいに行きました。
私が帰る前に、ピーターがメンテナンス出来るように鍛えていると言うと、喜んで協力してくれました。最近はパソコンが壊れたときには、私がOSイメージをリカバリしていたのですが、今日からはピーターのお仕事です。

まずはCDブートの復習から。BIOSのセッティングまで行ってブートシーケンスをCD-Drive優先に変更します。ちなみにソフトは、「Acronis backup and reocvery」を使っています。
無事CDからソフトを立ち上げたら、まずはHDDの中身をきれいさっぱり(wipe out)します。そしてベンジャミンにもらったOSイメージを外付けのHDDから読み込みます。何点かの注意をしながらも、全作業をピーターにやってもらいました。3台同時に進めたのですが、理屈が分かってきたみたいで結構すんなりこなします。何かうれしいです。

OSのイメージをサーバにおいて、ネットワーク経由でのリカバリも教えようと試みたのですが、10BASEハブのため、時間かかりすぎ。今度100BASEに変えようという事でお預けとなりました。口頭では説明したのですが、何となく分かってるみたいです。来月あたりにハブが来ればいいなあ。


パソコンの知識の全く無かったピーターを、モチベーションの高さだけで選びました。最初は何もかも分からなくて本当によかったのかと不安だったのですが、気付けばある程度のトラブルは一人で解決できるようになっています。性格も素直なのでみんなから好かれ、私が帰国したあともベンジャミンが指導してくれるそうです。そして何より、私が困っているときは必ず、笑顔でそばにいてくれます。

ピーターからたくさんの事を学んでいます。

私も、少しでもピーターに残していければと思います。










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2011年9月26日

ポノフィ チャリティイベント - Ponhofi Charity Event -












ポノフィチャリティイベントに参加しました。


オハングウェナにあるポノフィセカンダリスクールで毎年行われているイベントです。今年も北部隊員で日本ダンスを紹介してきました。

久しぶりの学校でのダンス公演です。野外でやるトレードフェアなどとはまた違った趣があります。オハングウェナで先生をしているMさんがダンスのセンターを務めました。初めてのセンターでドキドキしていたはずなので、ちょいちょい冷やかしてました。

イベントの期間中だけ学校内でお酒が販売されます。ダンス前にもついついビールを飲んでしまい、見事にダンス後はノックダウンです。運動前は飲酒は控えましょう。危ないです。

そしていつものようにたくさん飲んでワイワイ話してサックリと眠りにつきました。いつも話は尽きません。


そして次の日はオシカンゴでプラプラします。
オシカンゴは訪れる度に大きくなっているのを実感します。それと同時に中国語しか話せない中国人も増えている気がします。英語圏でも英語を使わずに生活が出来る中国人コミュニティ。すごい。

みんなで中華を食べてホッとして、のんびりとオウタピへ帰りました。帰り道で、太陽がなんか変な感じにすごい事になっていて驚きました。たまにすごく不思議な体験をします。アフリカの不思議です。



ナミビア人との交流イベントが増えてきました。日本人の少ないナミビアでの交流イベントはなかなか有意義な事だなと思っています。これからも規模の大小問わず続けられたらと思います。


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2011年9月20日

この国の幸せ エリート編

私は今ナミビアというアフリカの下の方の国に住んでいます。


最近よく考えるのは、ナミビア人の、特にエリートといわれる人の幸せって何なのだろうという事です。

もちろん人にもよるのですが、この国の人たちは、基本働きません。私が知っているのは、各省庁に勤めている公務員さんなのですが、大学を出た一部のエリートとなってくると、特に働きません。一部には例外の人もいるのですが、本当に例外で、この国に来て数名そういう頑張る人がいると話を聞いたくらいです。私が出会ったのは、一人だけ。。

自らは全然動かなくて、人をあごで使って物事を成し、「俺はそんなに働いてないのにこんなに稼いでるぞ、すごいだろ」みたいな何というか、不労所得的なものをすごくかっこいいと思っているようです。

自らが動かずに、あれこれ命令されると、私は正直腹が立ってしまいます。
しかし、この国のエリートさんの言う、「一生懸命働いていないのに、汗水たらして働いている人たちより稼いでいる優越感」というのはこの国のトップクラスの幸せなのかも、と思い始めました。

もちろん働かないので、何のスキルも無い人がほとんどです。パソコンの設定なんかも中途半端に去っていきます。モラルが無いので、省庁のえらい人がパソコンのライセンスキーをばら撒いたりもします。お金を払ってないのに使ってるぜ、という優越感も似たようなものなのかもしれません。

マズローの欲求段階説というのを見てて、この途上国といわれる人たちの段階はどこなのだろうと考えてみました(難しいことは分からないので適当に、あしからず)。
①生理的欲求・②安全の欲求は、衣食住的な欲求なので、ナミビアの人たちは満たしているような気がします。
③親和の欲求は、他者と関わりたい、みんなと同じでありたいという集団帰属の欲求ですが、普通の生活をしてるナミビア人(十分に貧乏です)は、比較的この段階の人が多いのではないかと思います。いつも人のことを気にして、同じでありたがります。
そして④自我の欲求。自分が集団から価値ある存在と認められ、尊敬される事を求める認知欲求、まさにナミビアのエリートさんたちはここに入る気がします。
しかし、次の段階である⑤自己実現の欲求、自分の能力や可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたいという欲求。この欲求の段階に達している人はほとんどいないような気がします。いても海外に仕事に出てしまうと聞きました。

という事は、④自我の欲求で、尊敬されたいされたい、そして尊敬されている。お金もある。最高の幸せです。そんな中に中国人的見た目の外国人ボランティアが来て物でも申そうものなら怒り心頭なはず。そしてさらに、私はそんなエリートより貧乏でも人のことを考えて行動している優しいナミビア人を尊敬します。仲良くなります。許せないはずです。だからぶつかるのでしょうか、うーむ。


まあ、適当に考えた事なのでそもそも途上国といわれる国に当てはまるのかとかはよく分かりません。
ちなみに私は帰ってどうしようとか考えているので、②の安全の欲求あたりでしょうか。


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2011年9月18日

オカカララトレードフェア2011 - Okakarara Trade Fair 2011 -













オカカララトレードフェアに参加しました。


トレードフェアとは、中小企業や大企業、自治体や国際団体などが出展して多様な手法で製品や情報を展示し、宣伝・紹介を通してネットワークつくりを促すイベントです。

私たち協力隊員は、異文化交流ブースとして参加し、日本と日本人ボランティアの紹介、日本食や日本の衣服の紹介、日本の踊りやダンスの紹介、日本の雑貨の販売を行いました。

オカカララの町に着いて早々、オカカララ役場のスタッフさんと、トレードフェアの代表の人親切にが対応してくれました。
宿の手配から出展の段取りまですごくよくしてもらって本当にありがとうございました。何の心配も無くオカカララでの数日間を過ごす事ができました。


到着までにも何悶着かはあったのですが、まあそれはそれで楽しかったとして、到着後は荷物を置いて早速会場へ入ります。
フリーパスを作成し、小おどりしながら意気揚々と会場を歩きました。
まずは無事到着を乾杯でお祝いして、ここれからの数日間に思いを馳せます。
風の強いオカカララの町は私たちに素晴らしい心地よさを提供してくれました。


そして早速次の日、朝からテントの設営です。ちっとも論理的でない私は与えられたテントの部品でもがき苦しみます。となりでオプヲさんとオハングウェナさんが一緒にもがき苦しんでいました。









お好み焼き作成班が到着したところで日本紹介の開始です。
興味を持って近づいてきたナミビア人に日本のことをあれこれ教えます。
ナミビアの人々は、基本的に日本と他のアジア諸国の区別がつきません。日本は中国のどの辺にあるんだ?みたいな感じです。まあ、私もアフリカに来る前は、アンゴラとザンビアの区別は付きませんでしたが。。

同時にお好み焼きを売りさばきます。
他のブースと比べると非常に単価が安いので(利益を乗せていない)、結構大評判で日本の味を紹介できました。
ブースで色々やっているときはみんなライトグリーンのお揃いのポロシャツを着て活動しました。背中に「WE ARE NAMINIBIAN JAPANESE」。ナミビア人に大好評です。



















そしてダンス隊の舞台が始まりました。
今回のダンスは、スポンサーを首都へ探しに行って、場所・音響設備を完璧に整えての公演となったので、素晴らしく効果的なダンス公演になったと思います。かおるくんありがとう。
私の名を冠した「ダグザイル」として、エグザイルの曲2曲と南中ソーランの一曲を披露しました。
子どもたちの目が芸能人を見るかのような憧れのまなざしになります。少し気持ち良かったです。

その次の日のダンスは各国の大使が集まるセレモニーでの披露となりました。
南中ソーランのみの披露だったのですが、ヘレロ族の偉い人とか、各国大使の人たちに日本の紹介を十分に出来たと思います。
でっかいステージで踊ったヨサコイダンスはすごく気持ちよくて、最高の思い出になりました。みんな参加で写真がないのが残念。

ダンスのあとは、音楽隊です。
音楽隊はのんびりがテーマでしたので、空いた時間に子どもたちと一緒に合唱したりとか、日本の歌を教えたりとか、なかなか楽しく過ごせました。みんなで集まって公演をする予定だったので、それが出来なかったのは少し残念ですが、来年以降の音楽隊に気持ちを託したいと思います。
「サヨナラバス」が今年のオカカララトレードフェアのテーマソングです。









今年のトレードフェアは、非常に子どもたちとの触れ合いが多かったです。
折り紙のワークショップ風、書道紹介、竹とんぼ講座、ダンス指導などなど、常に何十人の子どもたちと一緒に日本紹介をしていました。









最終日には、協力隊員と子どもたち全員でのごみ拾いが始まり、一生懸命にごみ拾いをする子どもたちの姿に感動せずにいられません。子どもたちは本当に素直でかわいくて、改めて教育というものの大切さを感じました。
お好み焼きを子どもたちに振る舞ったのですが、ちゃんと一人一つ、列に並んで順番待ちする姿は素晴らしいものがあります。日本では当たり前ですが、順番待ちが出来るという事はアフリカでは珍しい事です。









そして夜は、会場でハーモニカとか吹きながらお酒を飲んだり肉食ったりとゆっくりして、任地のこと、活動の事を語り合いました。みんなそれぞれが悩んで一生懸命で、話を聞くとやる気が沸いてきます。私もまだまだ頑張らないと。
そして家でもたくさん飲んで、たくさん笑って、みんなでモンキーダンスを踊りました。
狭い空間で楽器を弾いたり歌ったりモンキーしている様子はすごく愉快で、きっときっとどこまでも届いてくれた事だと思います。









オカカララの町で大切なことを学びました。

一生忘れないことがまた一つ増えました。
















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2011年9月3日

オングウェディバトレードフェア2011 - Ongwediva Trade Fair 2011 -















オングウェディバトレードフェアに行ってきました。


今年は公式での参加はオカカララトレードフェアとなったので、北部周辺の隊員とカティマのクロヒョウ計6名でフラリと立ち寄ってきました。


ボチボチ宿泊の部屋決めや宿への挨拶などをこなします。ベッド争奪じゃんけんでは、私とオプヲさんがベッドをゲット。オハングウェナさんが見事ベッドをロストです。



そんな感じで会場へ突入です。
先に会場入りしていたかおる君がすでにダンスの段取りを整えていて、さっそくダグザイルのオングウェディバ公演開始です。NAMFISAという会社とフェア前から話がついていて、MCまでやってお客さんを温めてくれます。たくさんのナミビア人に囲まれて楽しくダンスを踊りました。

エグザイルの曲2曲と、南中ソーラン一曲を必死でこなしたあとは、実は眩暈がしていました。かっこつけてたそがれてるフリをしてたのですが、本当は目の前が真っ白で吐き気さえ催してました。みなさま突然のダンスにはご注意ください。











そのあとは、出店でのんびりとお話したりお酒を飲んだりしました。相変わらずオングウェディバトレードフェアの熱気は凄まじいものがあります。飲食ブースの真ん中でたかれている炎が揺れるたびに、少しずつ気持ちが高揚します。笑顔たくさんのまま近所のピザ屋に食事に行きました。北部随一の美味しさを誇るピザを堪能し、ほろ酔いの内に初日を終えました。









そして2日目、朝からダンスレッスンです。
より高いクオリティでナミビア人に楽しんでもらおうと、オウタピの虎、かおる君は鬼の形相です。

そしてダンスのあとはそれぞれ会場でウロウロしたり、自分のことをやったりと思い思いにフェアを楽しみました。カティマの黒ひょうと一緒に宿のおばあさんへ挨拶へ行ったのですが、彼女は日本人ボランティアが大好きで、いつでも融通を利かすからいつでも遊びに来てくれとすごくうれしい事を言ってくれました。ありがとう。

私も会場内を少しウロウロした後に、ダンス公演2日目の始まりです。
二日目は、去年も一緒にコラボしてくれたドラムの先生ドリスさんに一緒に参加してもらいました。アフリカンドラムとジャパニーズヨサコイのコラボレーション再びです。さすがに練習をしただけあって、よりバッチリとダンスを踊れた気がします。
ナミビア大統領の姪っ子さんが遊びに来ていて、無理やりダンスに引き込んでみました。なかなか楽しんでくれたようです。










そのダンスのあと、すごくうれしい出会いがありました。
去年毎日のようにブースに訪れてくれていた女の子カトリーナがススっと私のところへ寄ってきました。日本の事が大好きな彼女はもちろんみんなの事を覚えていて、どうやら私たちがフェアに来るのを待ってくれていたようです。こういう出会いがあるのも継続して続けている一つの醍醐味なのかもしれません。左:去年、右:今年。








すっかりご満悦で飲食ブースで乾杯です。楽器を持ってきていたので、そのまま飲んで食べて大合唱です。子どもたちもやってきてナミビア国歌などを熱唱してくれます。予定になかったミニ音楽隊が楽しく繰り広げられました。

そのあとも楽しくピザを食べ、楽しく足裏マッサージをし、そしてたくさんの笑顔がありました。
ナミビア人のことを一生懸命考えてる日本人が集まるだけでこんなパワーが沸いてくるのだと、我ながら驚いてしまいます。


北部独特の熱気と喧騒がたまらなく心地よいです。

いつの間にオワンボランドが大好きになっています。









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