2018年12月2日

Republic of the Union of Myanmar - ミャンマー連邦共和国 -















気づけば2年以上も日記をお休みしていました。
すっかり久しぶりでどんな感じで日記書いてたか忘れたのですが、適当にまた再開してみようと思います。


ということで、現在ミャンマーでお仕事しています。


ミャンマーは東南アジアのインドシナ半島西部に位置する共和制国家で、タイ、ラオス、中国、インド、バングラデシュと国境を接している多民族国家です。人口の6割がビルマ族ですが、他にもカレン族、カチン族、カヤー族、ラカイン族、チン族、モン族、シャン族コーカン族など非常に多様性のある民族構成です。敬虔な仏教徒が多く、お坊さんはとても尊敬されます。


アジア最後のフロンティアとか呼ばれていたミャンマーですが、現在すごい速さで経済発展を遂げていて、特に経済の中心であるヤンゴンは巨大なモールやビルが続々と建設されています。人も何というか、あかぬけている人も多く、私の想像したフロンティアはもう都市部ではあまり見られないようです。
物価も目下上昇中で、需要満載の外国人向けアパートなどは家賃が超高騰中で、ありえないような金額の賃貸物件がゴロゴロしています。


そんな中で、相変わらず人道支援のお仕事をしています。長い紛争で虐げられてきた紛争被害者の人たちの生活環境を整えるという内容で、今までの緊急性の高い仕事とは一味違います。開発寄りの人道支援という感じで、これまでに比べると考える時間が取れ、戦略的に進める感じのお仕事です。





気づけば国際協力のお仕事を始めて、もうすぐ10年という時期になっていました。ちょっと立ち止まって考える時間が増え、自分の10年を今振り返っています。

すべてが新しく、価値観全部がひっくり返ったナミビアでの生活。アジアの喧騒にちょっと感動したフィリピン。10か国以上からの平和構築人材にわたわたした広島。ただがむしゃらに勉強したイギリス。アラビアンな雰囲気の美しさの中で、少しだけテロの恐怖を感じたヨルダン。混沌とした空気の中でホントにテロが怖かったナイジェリア。援助漬けの歪な平和ビジネスに疑問を持ったマラウイ。大都会のど真ん中で援助を考えた東京。そして今、多民族多宗教、70年の民族紛争が続いている、ミャンマーでの生活。

それぞれの場所で、すごく上手くいった仕事もあれば、今でも悔しい仕事もあります。感動した生活もあれば、クサっていた時期もあります。でも、きっとひとつひとつが私を少しずつ成長させてくれていたのだと思っています。


これからまた、この国の本当を肌で感じるときが来るのだと思います。それがうれしいことなのか、悲しいことになるのかはわかりませんが、真ん中でしっかりと受け止めて、また自分の中のひとつにしていきたいです。


考えている今は、たぶんそんなに深くないのだと思います。

考えられないときに、きっと深いところにいるんだと思います。




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