2010年12月20日

幸せの価値観2

















隊員さんたちが遊びに来てくれました。


12月9日、Mr.O。12月10日、Mr.I。
12月14日、Ms.P and Mr.T。12月16日、Mr.A。

こんなバオバブしかない町に立ち寄ってくれてありがとうございます。
センターも年末で閑散としていて、スタッフも生徒も来ない12月にたくさんの刺激を頂きました。


後輩隊員さんからは、これからの事、目標。
私もそんなに赴任の期間は変わらないので、チャレンジしようとしている事や、悩みなんかを聞くのはすごく参考になります。

先輩隊員さんからは、今までの経験や経緯、そして帰国に際して考えた事、などなど。
帰国直前ともなると、色んな経験が集約されていて、とても楽しく話を聞かせてもらいました。

私は2年間任期のちょうど1年のところ。
失敗ばかりですが、楽しい経験をさせてもらってます。


特に感じる事は、幸せの価値観。


西欧諸国が押し付けた偏った文明が、本当に彼らを幸せにしているのかをとても疑問に思います。
自分達で作り上げたものではないからこそ、一生懸命に維持しようとしないのではないかと考えてしまいます。


飢え・医療、という問題はありますが、その種の問題にだけ関与して、後はほっといて好きにやらせた方が彼らの為なのではないか。

一握りの金持ち以外こんな文明求めていないのではないか。

彼らの身になって考えてみると、日本や欧米が行っている事は余計なお世話で彼らの幸せを邪魔しているだけではないのか。



実際ここ数年で急激にビルが建って、一見栄えているように見えますが、実際は金持ちがさらに金持ちになっただけで、みんな仕事なんて持ってないし、持とうとも思ってないし、外で何か拾って食べれば生きていけるし、休みになれば文明のある場所ではなく電気のない自分の村に帰って行きます。

何が一番楽しいかと聞くと、村でみんなとワイワイしている時が一番楽しいと言います。

マハングを収穫してオシフィーマ(主食)を作って食べて、牛や羊を絞めて、地酒を飲みながら肉食って、歌いながら踊りながら暗くなったら寝る。

そんな彼らの幸せで安定した世界を、文明至上な偏った価値観で先進国といわれる国が壊してしまったのかもしれません。


寝る間を惜しんで働いて、お金をたくさん持ったからすごく幸せだよ。
君も寝る間を惜しんで働いた方が幸せになれるよ。
とは、今の私には、言えません。


日本人である私と、ナミビア人の価値観。
少なくともあと1年間、考えてみようと思います。


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2 コメント:

G さんのコメント...

http://savannayagi.seesaa.net/
↑ここに答えがあります。
全部読んだ?

ダグラス さんのコメント...

>Gさん
最近のは読んでるけど、まだまだ頭から読む気には。。
パナップ共和国は少し気になっています。

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